いろいろなバイオリンのコンサートを楽しもう!

現在ではバイオリンが登場するコンサートやライブが無数にあります。クラシック音楽ではほぼ全てのジャンルでバイオリンが使われており、ジャズやポピュラー、ロックなどでも大活躍しています。

多岐に渡るジャンルで使われており、実際にバイオリンの音色や音楽を堪能するにはどのジャンルが良いか迷ってしまうこともありますね。

そこでぜひオススメのいろいろなバイオリンが含まれるジャンルや編成についてご紹介します!

 

バイオリンのコンサートについて改めて考えると?

バイオリンはその豊かな音色と表現力で、クラシックではもっとも有名な楽器です。それゆえほとんどのジャンルや編成で使われています。

クラシック音楽に特化して考えると、時代によって音楽スタイルにも流行があり編成がさまざまに変化しています。

 

古い時代では室内楽が中心で少ない人数で演奏する形が多く、18世紀頃からオーケストラの時代が始まり、その後協奏曲が多く作曲されています。

19世紀近くなるとさらに大人数で演奏する巨大なオーケストラとなり、バイオリンはそのオーケストラと共演する協奏曲の独奏楽器としても花形の存在になりました。

20世紀ではその流れを継承しながらも、さらに独創的な演奏方法を使いバイオリンの可能性を高めていく一方、古典的な室内楽のジャンルでも君臨していきます。

 

このようにバイオリンの魅力と可能性は、時代ごとに再発見され作曲者の意図に応える形で演奏技術も進歩してきました。

ですからバイオリンのコンサートを聴くのは、それぞれの時代の最先端の音楽を現代で楽しむと言っても過言ではありません。

 

ジャンル別に楽しむバイオリンのコンサート

では実際にどのようなジャンルや編成でバイオリンが使われているのか、またコンサートの曲目として現代に残っているのかを見ていきましょう。

 

現代に残るバイオリンのコンサート曲 その1【独奏曲】

まずはやはりバイオリン1本でその魅力を存分に堪能できる独奏曲のご紹介です。

やはり独奏曲ではなんといってもバッハ作曲の「無伴奏ソナタとパルティータ」が有名です。ソナタ3曲とパルティータ3曲の合計6曲となっており、全曲を聴くと軽く3時間は超える作品集です。

バイオリニストにとってはバイブルのような曲で必ず勉強をしますし、録音も数多くあります。お気に入りのバイオリニストがいるならばおそらく録音が見つかることでしょう。

 

またこのバッハの無伴奏にインスパイアされる形で、20世紀の作曲家イザイがやはり無伴奏曲を残しています。「無伴奏ヴァイオリンソナタ」全6曲です。1曲ごとが当時のバイオリニストに献呈されており、バイオリニストでもあったイザイ自身がそれまでにふれてきたバイオリン曲の技術や表現が盛り込まれた曲となっています。

バッハとならびイザイの無伴奏曲も、コンクールなどで必ず課題曲に取り上げられるレパートリーとなっています。

また他にもパガニーニ、バルトークなど、多くの作曲家が無伴奏曲を作曲しています。

 

現代に残るバイオリンのコンサート曲 その2【室内楽】

次にご紹介するのは室内楽です。

このジャンルは17世紀バロック時代から現代まで多くの作品が残されており、弦楽器でバイオリンを使わない曲を探すのがむずかしいくらいです。

室内楽は2人以上で演奏し、1パートを一人が担当する編成で、最大では八重奏(管楽器も入る編成だと十重奏)まであります。

バイオリンは弦楽四重奏以上だとファーストバイオリンとセカンドバイオリンの2台が使われることが多く、同じバイオリンながらその役割の違いや重なりあう音色をじっくり堪能することができます。

また室内楽にはピアノが入る編成も多く、小さなオーケストラのような広がりのある音楽を楽しめます。

 

各編成は二重奏はバイオリンとピアノ三重奏だとピアノとバイオリン、チェロのピアノトリオがもっとも有名でしょう。ピアノがない弦楽三重奏もあります。

四重奏では弦楽四重奏が登場します。こちらは多くの作品が残されており、カルテットが一生をかけても弾ききることができないほどです。またピアノの入ったピアノ四重奏も大変愛されている編成です。

 

五重奏はピアノ五重奏と弦楽五重奏が中心です。ピアノ五重奏はピアノと弦楽四重奏で、固定メンバーの弦楽四重奏団にゲストピアニストを迎えてコンサートを行うことが多いです。非常に華やかで綿密なアンサンブルを楽しむことができるので、室内楽が初めてという方にはぜひ聞いていただきたい編成です。

 

弦楽五重奏では弦楽四重奏にヴィオラかチェロを1本足す編成、もしくはコントラバスが加わる編成もあります。それぞれが魅力ある音楽なのでぜひ聴きくらべてみてください。

 

六重奏以上となると弦楽器はもちろん、ピアノや管楽器も加わることもあり多彩な顔ぶれとなります。

ロマン派以降の作曲家が書いている作品が多く、色彩豊かな音色を楽しめますね。八重奏ではメンデルスゾーンの作品がとても有名です。

 

現代に残るバイオリンのコンサート曲 その3【オーケストラ】

オーケストラでのバイオリンはコンサートマスターを筆頭に存在感のあるパートです。大勢で一つのパートを担当し、その重厚な音色はまさにバイオリンならではでしょう。

ファーストバイオリンとセカンドバイオリンで、その役割が変わるのは室内楽と同じですが、パート内で複数のパートに分かれて演奏することもあります。最大3パートずつ、合計6パートになることもあるので、その使われ方に限界はありません。

またパートの首席奏者がソロを務めることもあり、協奏曲の独奏とは違うそのおもしろさも素敵な魅力です。

 

現代に残るバイオリンのコンサート曲 その4【協奏曲】

出典:http://www.ayako-ishikawa.com

言うまでもなくバイオリンの花形といえばバイオリン協奏曲です。オーケストラをバックにスケールの大きい音楽を奏で、超絶技巧の演奏が繰り広げられます。

バロック時代から多くの協奏曲が作曲されており、時代が進むに連れてオーケストラがどんどん大規模になっていきます。そのオーケストラに埋もれないようにソリストとして奏でるバイオリンの音色は、やはり最高にスリリングでかっこいいですね!

一度はコンサートで聴いてみたいジャンルです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?バイオリンのコンサートで聴くことができるジャンルや編成についてご紹介しました。

多岐に渡るジャンルで愛されているバイオリンは、本当に多くの曲が残されています。どんな使われ方をしているかを考えながら聴いてみるのもおもしろいですね!