バイオリンの弦はどうしている?メーカー別・弦とお値段の比較!

バイオリンの弦はさまざまなメーカーとブランドがあります。それぞれ素材や音の響き、弦の持ちも違い、いったいどれを選んだら良いか迷ってしまうくらい。

有名メーカーのブランドを徹底比較、そして気になるお値段もご紹介します。

 

バイオリンの弦で有名な2大メーカーを比較!値段もご紹介

バイオリン、そして弦楽器の弦を作る有名なメーカーが2社あります。ピラストロとトマスティークです。それぞれ個性的な音色の弦で、お値段によってかなり違いもあります。

ここではそれぞれのメーカーの弦を初心者用から高級モデルまで徹底比較してみます。

 

ピラストロのバイオリン弦

ピラストロはドイツの古い弦メーカーです。バイオリンの弦といえばとりあえずピラストロで、という方も多いでしょう。

 

ピラストロ・クロームコア(スチール弦) 

 

E線¥756 A線¥1,587 D線¥1,890 G線¥2,041

出典:https://www.amazon.co.jp

主に初心者用として使われます。音色ははっきりクリアに出ますが、硬い音で響きが少なく感じます。チューニングが狂いにくいのが特長です。

 

シノクサ(ナイロン弦)  

E線¥756 A線¥2,570 D線¥2,872 G線¥3,855

出典:https://www.amazon.co.jp

やや豊かな響きを持っています。初心者でも扱いやすいですがあまり特長はなく、とりあえずチューニングも狂いにくいのが助かります。

 

オブリガード(新素材ナイロン弦) 

E線¥2,041 A線¥3,024 D線¥3,93  G線¥4,611

出典:https://www.amazon.co.jp

ガット弦の特長を再現した豊かな音色で、あたたかいクリアな音色が出ます。音量はやや控えめですがアンサンブルでなじみやすい音色が特長です。

 

エヴァピラッツィ(新素材ナイロン弦) 

E線¥756 A線¥3,024 D線¥4,006 G線¥4,611

出典:https://www.amazon.co.jp

最近のピラストロではもっともヒットした弦で、クリアで大きな音量、豊かな音色と大きなホールで演奏するソリストでも愛用する人が多い弦です。弦の張力がとても強いので古い楽器だと張りが強すぎるように感じることもあります。

 

エヴァピラッツイ ゴールド(新素材ナイロン弦) 

E線¥1,036 A線¥3,801 D線¥4,665 G線¥10,281

出典:https://www.amazon.co.jp

緑色のエヴァピラッツィをさらにやわらかく、豊かな響きをブレンドした音色が特長です。クリアでやわらかさのある音色はなかなか類を見ず、プロでも愛用者が急増しています。

 

オリーブ(ガット弦) 

E線¥2,041 A線¥3,175 D線(3弦)¥4,309 G線¥8,391

出典:https://www.amazon.co.jp

モダンバイオリンで使うガット弦といえばオリーブ、というくらい有名な弦で、昔から愛用しているバイオリニストが多くいます。チューニングは狂いやすいですがガット弦の独特の音色はやはりザ・バイオリンといった華やかな特長のある音色です。上手に使えば1年近く持つこともあります。

 

オリーブ ゴールド(ガット弦) 

E線¥756 A線¥3,099 D線¥3,175 G線¥3,477

出典:https://www.amazon.co.jp

オリーブよりお手頃な価格なのが嬉しいですね。オリーブにはかなわないですが、試しにガット弦を使うには良い弦です。持ちが悪いので長期間は使えません。

 

オイドクサ(ガット弦)

E線¥1,512 A線¥3,326 D線¥2,945 G線¥3,800

出典:https://www.amazon.co.jp

ガット弦の名作と言われており、オリーブよりもしっとりとした落ち着いた甘い音色は、20世紀のバイオリニストで愛用する人が多かったことでも有名です。チューニングが狂いやすくオリーブよりも持ちが悪いように感じます。でもいい弦です!

 

ピラストロは他にも、パッシオーネ(ガット)、ワンダートーン(ナイロン)、トニカ(ナイロン)、ヴィオリーノ(ナイロン)など、多くの弦を出しています。

 

トマスティークのバイオリン弦

トマスティークはオーストリアの弦メーカーです。安定感のある音量と豊かな響きが人気で、初心者にも扱いやすい弦も多く出しています。E線がどのブランドもやや弱いので、他のE線と組み合わせて使うのが一般的です。

 

ドミナント(ナイロン弦) 

E線¥1,123 A線¥1,555 D線¥2,160 G線¥2,332

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弦に迷ったらとりあえずドミナント!と言われるくらいどんなバイオリンでも良い音が出るというオールマイティーなブランドです。新しい弦を貼ると安定するのに少し時間がかかりますが、チューニングが安定しておりどんな状況でもあまり音が狂いません。持ちが悪くプロだと2週間前後で張り替えます。アマチュアの方なら半年くらいは大丈夫です。

 

インフェルドレッド(ナイロン弦) 

E線¥1,814 A線¥1,728 D線¥2,419 G線¥2,592

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ドミナントよりクリアで重厚、音量もあるので芯の通った響きがする弦です。バイオリンの箱の中にぐっと沈み込んでから発音するので裏板までよく響くのが特長です。持ちも良いのでドミナントからのランクアップならぜひ一度試してみてはいかが?

 

インフェルドブルー(ナイロン弦)

E線¥1,814 A線¥1,728 D線¥2,419 G線¥2,592

出典:https://www.amazon.co.jp

インフェルドレッドと同時期に発売され、レッドよりブルーの方が明るい音色というコンセプトで作られました。なぜかレッドの方が人気があり、ブルーは少し軽い音色に感じます。楽器によってかなり音色が変わるので、試してみることをオススメします。

 

ヴィジョン&ヴィジョンソロ(ナイロン弦)

E線¥660 A線¥1,500 D線¥2,300 G線¥2,490

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やや個性的な弦で、使っている楽器や演奏方法によってはまったく合わないという方と、この弦でないとダメだ、という両極端な感想に分かれます。

独特のやや金属的な倍音の中に、ストレートに飛んでいく音色が聞こえるというやや不思議な響きの弦です。ヴィジョンよりもヴィジョンソロの方が音色が明確で、クリアな響きを持っています。

 

他にもあるバイオリン弦を比較!

ピラストロとトマスティーク以外にも、多くのメーカーが弦を作っています。その中からよく使われる弦を一挙にご紹介します。

 

ゴールドブラカット(E線のみ)

E線¥421 

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ドミナントと組み合わせるとその音色の良さが際立って聞こえるのがゴールドブラカットです。ゲージが0.26ミリと、0.27ミリがあり微妙に音の輝かしさが変わります。

 

ダダリオ・ゴールデンスパイラル(E線のみ)

E線5本セット¥3,000

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こちらもドミナントと組み合わせることが多い弦です。ゴールドブラカットよりもややあたたかみのある音色ですが、音の伸びやかさには欠けるように感じることもあります。

 

ラーセン

4本セット¥7,600

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チェロの弦で大変有名なメーカーですが、最近バイオリンの弦も新しくなりました。張りの強い高音が魅力的で、ロマンティックな音色の弦です。やわらかい音色が持ち味の楽器とはやや相性が良くないかもしれません。

 

コレルリ・アリアンス

4本セット¥8,650

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あまりメジャーな弦ではないですが、ガット弦に近いやわらかくあたたかみのある音色の弦です。澄んだ音が古典派の音楽に向いており、音量があまり必要ではないシーンでは重宝する弦です。

 

ダダリオ・ザイエックス

4本セット¥8,694

出典:https://www.amazon.co.jp

 

ギター弦で有名なメーカーですが、バイオリン弦も作っています。大音量でバリバリとした音色が特長で、立ち上がりの早い強い音を出したい方には向いています。エレキバイオリンには良い弦です。

 

ダダリオ・ヘリコア

4弦セット¥4.618

出典:https://www.amazon.co.jp

スチール弦を束ねて作った弦で、さわり心地はふにゃふにゃとした感触ですが、弾いてみると意外とやわらかい音色ですが、直線的な音で響きはあまりありません。ヘタりが少なく長い間の使用に耐えられるので、練習用に良いと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?すべての弦を紹介することはできませんでしたが、クラシックのバイオリンでよく使われる弦を取り上げてみました。

ご自分のバイオリンの音色はもちろん、弾きたい曲の音楽的時代、ソロなのか室内楽なのか、またはオーケストラなのか、とさまざまなシチュエーションで使う弦が変わってくることはよくあります。また自分の楽器の苦手な音域を弦でカバーするために、いろいろな弦をミックスして演奏する方も多くいます。

弦は試してみるのがなかなかむずかしいですが、特徴をつかんでぜひご自分の楽器にぴったり合う弦を見つけてみてください。