バイオリンの値段の秘密!新作か中古か、メーカーや製作者の違いとは?

バイオリンは多くのメーカーや製作者がおり、その値段もさまざまです。専門家やディーラーでないとわからない事が多く、多くの専門知識を必要とします。

ここでは初心者の方にもわかりやすい、バイオリンの値段や製作者についてご紹介します。

バイオリンの値段は新作と中古で大きく変わる

一口にバイオリンの値段と言っても、年代、メーカー、材料、作る工程などで大きく変わってきます。

 

バイオリンの作り方はみんな同じ

バイオリンはシンプルな楽器なので、作り方はすべて同じです。材料を揃え、木を切り出し、貼り合わせて箱にして、塗料を塗り乾かす。どこまで繊細な作業や仕上げ、丁寧に作るかで楽器としての価値や値段が変わってきます。

 

メーカーが作るバイオリンは、作業の多くを機械によって行い、最後の仕上げを職人さんが担当します。駒を立てたり魂柱を立てる作業や、仕上げの塗装はやはり人間の手作業で行う必要があるからです。

通販などで激安のバイオリンはこのような繊細な過程をすべて省略していると考えても構いません。

 

また同じ工程を経ていても、使う材料で大きく値段が変わります。じっくりと乾燥させた良い木を使うバイオリンはそれだけ値段も上がります。

材料の木は伐採した状態で数年、また製材してからも5年ほど自然乾燥をさせてから楽器作りに使います。安いお値段のバイオリンは乾燥を省略していることが多く、真新しい木で作られていることもあるのです。

新作と中古の違いとは?

バイオリンは作られてから10年弱の楽器を新作、50年〜100年ほど経つ楽器をモダン、100年以上の楽器をオールドと呼びます。

50年以内の楽器はまだまだ新しい音で、弾き込んでいく必要があります。

モダンになるとまろやかな音色となり、音量も落ち着いてきて多くの演奏技術に耐えることができます

オールドとなるとモダンの時代に培った楽器の性能に加え、時間という付加価値がさらに高まります。

オールドでもまったく弾いていないバイオリンは、木が振動しにくいため、楽器として使うことができないものもあります。この場合は骨董品の価値しかないと判断されます。かの有名なストラディバリウスでも博物館に展示されていて、演奏に使われたことがないバイオリンもありますよ。

 

中古バイオリンはなぜこんなに値段が高くなる?

モダンやオールドのバイオリンは、お値段がぐんと跳ね上がります。やはり長い時間大切にされており、丁寧に演奏して鳴るようになった楽器は、次のオーナーが使っても良い音が出ます。

自分の手元に来たバイオリンの音色が初めから完成されていたら、次に演奏する人はその音色を使ってさらに良い音楽を奏でることができます。やはりその時間と価値はお金を出してでも買いたい人が多い、というあらわれでもあるのでしょう。

 

バイオリンのメーカーと個人製作者の違いとは?値段も大きく影響する

ではメーカーと個人製作者の作るバイオリンに大きな違いはあるのでしょうか。ここでは新作バイオリンの違いで比較してみます。

 

メーカーと個人製作者の違いは?

出典:http://www.sarasate.net/italia/

大手楽器店などにあるメーカーのバイオリンは、大量生産のバイオリンです。多くの人が気軽にバイオリンを購入し、楽しんでもらえるように作った楽器です。ですから最低限の楽器としての性能やデザインを保ち、音色もほどほどの作り込みにして、その分値段を安くして販売されています。

 

個人製作者の作る楽器は、製作者が心血を注いで作った手作業のバイオリンで、まさに芸術品です。見た目の美しさはもちろん、ニスやバイオリンの色にもこだわり、木の厚みや削り方、また貼り合わせにも細心の注意を払いながら、理想の音色を追求したバイオリンです。

また個人製作者の場合は一年間に作ることができる本数が限られています。人気のある製作者のバイオリンは予約だけでも数年かかるほど。実際に注文をしても順番が来るのは数年後というのもざらなのです。

 

どちらのバイオリンが優れているの?

これはどちらが、という土俵に載せるのがとてもむずかしい問題です。安定した均一的な音色が好みならばメーカーで、個人製作者を応援する意味も込めて、手作業のバイオリンが好みならば製作者、という選択になるでしょう。

簡単に判断がつかず、個人の好みも大きく影響するところが、バイオリン選びのむずかしい点でもあります。

 

バイオリンの値段と購入の決め手は?

では実際にどのような基準で楽器を選ぶと良いのでしょうか?

 

新作バイオリンか中古バイオリンか

購入を考える時、必ず上がる問題です。最近では新作のバイオリンの材料の質が落ちてきているので(材料の木が世界的に不足しています)中古が高騰してきています。

 

趣味で楽しむけれど予算は十分にある場合は、メーカーのバイオリンでも最高級のものか、個人製作者のバイオリンを試してみてください。

音楽を真剣に勉強したい若い世代の方ならば、やはり新作のメーカー品ではつらいところ。できればモダンバイオリン以上で、古いメーカーの楽器か、個人製作者の中古を探してみましょう。

 

値段よりも自分の好みが大切

バイオリンは決め手となる基準が人によっても違うので、同じ値段というだけで比較することができません。購入の際はまず予算を出して、その中でいろいろなバイオリンを弾いてみましょう。新作でも気に入る音色もありますし、古いだkでもまったく響かないバイオリンもあります。

自分のニーズに合うバイオリンに出会うことが、楽器選びでもっとも大切なポイントです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?バイオリンのお値段は本当に複雑で、なかなか一人で決めるのはむずかしいですね。

ぜひ信頼できるお店で、アドバイスを受けながらたくさんのバイオリンを試してみてくださいね。