バイオリンの悩み&どんどん上達するコツまとめ

バイオリンがなかなか上達しないのは大きな悩みですね。多くの初心者の方を拝見していると、同じところで悩んでいる事に気がつきます。

身体の使い方を中心に、どんどん上達するコツをまとめてみました。

 

バイオリンが上達するコツ【左手のお悩み編】

スピード感のある左手の指の動きは、バイオリンのかっこいい魅力の一つです!でもその域に達するまでが至難の技。プロはどうやって練習しているのでしょうか?

 

バイオリンの音程が安定しないのはなぜ?

原因はご自分の音程がきちんと聞こえていない、つかめていないからです。

弾きにくい箇所を演奏するスピードではなく、うんとゆっくり一つずつ弾いてみましょう。できれば正しい音程で歌いながら弾くのが良いです。

そもそも音程があやしい方はピアノやキーボードを使って、正しく歌うのも大切です。音域が高い場所は1オクターブ下げて歌っても構いません。音程の跳躍を相対的につかめれば大丈夫です。

 

もしチューナーがあれば自分の音程を分析してみましょう。ぴったり合わせることよりも、大きく針がブレる場所を修正するのが大切です。

これでもむずかしい方は、音階などをていねいに弾く練習をしましょうね。

 

バイオリンを弾いていて指がもつれる

原因は指の運動と伝達にあります。早いパッセージをスピードにまかせて弾いていると、反射的な動きでしか指令が伝わっていません。

 

その箇所を演奏したい早さの半分以下のテンポで弾きます。長いフレーズの場合は1小節ぐらいで、ピンポイントならばその部分のみを拾い出して。

ゆっくりなテンポで5回ほど間違えずに弾けるか試してみます。まだもつれるならもっと遅いテンポでやりましょう。

 

次にメトロノームでテンポを決め、ゆっくりなまま合わせてみます。意外にもメトロノームに合わせられない方が多いです。

完成したら4~8目盛りほどテンポを早くしましょう。そして同じように5回ほど練習します。ダメな時はまたゆっくりに戻しましょうね。

このくりかえしで正確なテンポまで弾けるようにしていきます。大変な作業ですがこれが一番確実にモノになります。

 

小指の動きがむずかしい

小指が動かない、つっぱる、届かない、けいれんするなど、一番お悩みな方が多い指です。

原因は小指そのものよりも左手全体の動きにあります。ほとんどが親指でネックを握りしめていたり、はさみすぎています。

小指は手の構造上、親指と連動しているので、親指に力が入ると小指もつっぱり、手を広げることができません。小指を伸ばすためには手全体をゆるめる必要があります。

 

けいれんする方は、小指そのものの筋力不足も要因です。指の上げ下ろしの基礎練習をていねいにやりましょう。音を出さないでやるのがいいですよ。

 

バイオリンが上達するコツ【右手のお悩み編】

では続いて弓を持つ右手、ボーイングのお悩みです。

 

弓を持つ右手について

右手がかたい、弓がすべる、指がつっぱる、手首が動かない、などはすべて脱力不足です。弓の重量に対して右手や指の力がオーバーしている方が多く見受けられます。

 

試しに弓を弓の重心辺り(下から3分の1辺り)で持ってみましょう。普段より軽く感じませんか?弓の毛に少し指がふれても構わないので、そのまま弾いてみましょう。ラクに弾く事ができるはずです。

感覚がつかめたら、そのまま指1本ずつの幅で下にずらして弾いてみましょう。急に弾きにくいポイントがあります。そこが重心のバランスが変わる場所なので、何度か練習して同じようにコントロールできるようにしてみましょう。

 

弓のコントロールができない

弾いていて弓があばれる、移弦(バイオリンの弦を移動すること)が苦手、という方は、弓の分量と角度をつかめていません。

基礎練習から弓を半分ずつ使う練習をしてみましょう。移弦が苦手な方は一弓ごとに弦を替えてみるといいですね。その時は右ひじの高さや角度にも注意して。

 

スタッカート、半飛ばし弓ができない

軽やかなスタッカートや、オーケストラでよく使う伴奏の半飛ばし弓が苦手な方も多いです。

スタッカートは持ち方と弓の分量、場所のバランスが大切です。まず弓を飛ばさずに弦に密着させたまま、しっかりと弓の動きを止められるか試してみましょう。

次に弓自体を弦の上で弾ませる練習を。軽くぶつけて弓の張りでぽんぽんと弾ませてみましょう。

どちらもできるようになったら、その2つをミックスして動きを作っていきます。

この辺りは一度レッスンを受けてみるとすぐに理解できるようになりますよ。

 

バイオリンが上達するコツ【身体のお悩み編】

バイオリンを演奏していて身体が痛くなる方も多いですね。そんなお悩みを解決します。

 

首、肩、手首が痛い

すべて力みすぎが原因です。まずはリラックス!

バイオリンの持ち方をもう一度確認しましょう。特に肩当ての高さや角度が合っていない方が多いです。

バイオリンを構えた時に首がねじれたり、頭の位置が不自然な場所にあると、身体の負担が大きくなります。なるべく身体がねじれずにまっすぐな状態にあるのがベストです。

 

楽譜が見えずらい

バイオリンを演奏している時、譜面台に楽譜をのせますが、身体の向きと合っていない方が多いです。

左手の延長線上に譜面台があると音符がよく見えないですし、右側だと左手の指の確認ができません。身体の正面に譜面台を置き、弓がぶつからない場所をうまく探しましょう。

 

身体の向きが変わってしまう

演奏中に身体がどんどん左に回転していく方がいらっしゃいます。ボーイングのたびに左半身が連動してしまい、バイオリンが逃げてしまうケースです。

身体が回転するのは好ましくないので、ねじれる姿勢は避けましょう。

身体の中心であるおへそと、下半身の膝や爪先が同じ向きを向いているか、少し気にしてみるといいですよ。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?上達の妨げになるお悩みをまとめてみました。

バイオリンの演奏は身体の使い方に直結していることが多く、ご自分がどのように身体を使っているかを見つめ直すだけで、上達への近道が見つかるケースが多いです。

レッスンなどで先生から指摘される事も含めながら、なぜうまくいかないのかな?と考えるクセをつけてみてください。