バイオリンのもっとも効果的な基礎練習まとめ

バイオリンは練習を重ねていても、なかなか上達が実感できずむずかしいですね。

でも機械的にできない場所をくりかえすよりも、練習内容をしっかり選べばぐんと上達することができます。

そんなお得な練習方法をご紹介します!

 

シンプルな練習がバイオリンの基本です

実はむずかしく感じる場所こそ、解決するには基礎練習の確認なのです。毎日くりかえし確認していきたいところですが何をしたらいいかわからない時も。

でもこの基礎練習をくりかえすことで常に自分の苦手な動きを確認することができます。

 

バイオリンの演奏は右手の弓のコントロール、左手の音程のコントロールを同時に行う必要があります。もちろん楽器を支える身体や重心も大切です。

すべてを一度に練習するのは困難を極めますが、一つずつの基礎練習をパーツごとに行うのが上達への近道です。

 

右手のバイオリン基礎練習まとめ

では弓をコントロールする右手のポイントをご紹介します。

 

弓をきちんとホールドできていますか?

弓を持つ指は5本ともしっかり弓に密着していますか?右手はとても変わった形になることが多く、その形をマネするだけでも至難の技。また弓を持っていても、むずかしいテクニックの場所になると、浮いてしまう指が出ることも。

右手はあまり広げすぎず、指も伸ばさずに各関節で丸くホールドできているのがコツです。

 

弓の使う量はどうなっていますか?

基礎練習の本には必ず弓を全部使う「全弓練習(ぜんきゅうれんしゅう)」をやるように書いてありますが、実際に全弓を使う時にきちんとコントロールできていますか?

 

むずかしく感じる時には、真ん中半分、元弓半分、先弓半分の3つのパターンに分けて、弓があばれないで演奏できるか確認してみましょう。

できるようになったらそれぞれのパーツをつなげて演奏できるようにします。

 

ボーイングの基本練習

弓の量もコントロールできるようになったら、今度は弓の圧力についても練習しましょう。

弦がしっかり振動し、バイオリンの箱が裏板まで共鳴してブルブルと振動している弾き方はできますか?たぶん思っているよりも、しっかりと弓の毛を弦に押し当てる必要があるはずです。

 

実際にバイオリンを弾いていると、ほとんどの方は楽器をきちんと鳴らせておらず、カサカサとした薄い音がします。ドラえもんの漫画に出てくるしずかちゃんのように、ノコギリのような音を出す方がむずかしいくらいですよ。

 

ご近所に聞こえる音を気にしているとどんどん軽い弾き方しかできなくなりますから、大きな音を出してもいい環境で、最大限の音量にも挑戦してみましょう。

安定した圧力でパーツごとに演奏し、さらに全弓でもできるようになれば基礎編はOKです!

 

左手のバイオリン基礎練習まとめ

今度は音程やビブラートをコントロールする左手のポイントをご紹介します。

 

左手の手首と腕の関係

左手はバイオリンを少し支えながら音程を作ります。そのためにはバイオリンに対してもっともムダのない腕の角度や手首の使い方が重要です。

左手はつっぱったり、握りしめたりすることなく、バイオリンのネックと握手をするようにセットできていますか?

親指と人差し指の付け根で、ネックを挟みすぎていませんか?また小指を伸ばす時に手の平全体に緊張が走っていませんか?

この辺りをチェックし、りきみやつっぱりをなくすだけで、かなり自由に動けるようになりますよ。

 

瞬発力と脱力が練習のポイント

細やかな動きをつかさどる左手は、大きな力や圧力はあまり必要ではありません。むしろ瞬発力のある指の動き、そして一瞬でやわらかな指に戻る脱力、このくりかえしの動きが重要です。

 

音を出さずに指の訓練になる方法をご紹介します。

左手をセットして弦上に4本の指をのせましょう。指同士は広げずに隣合わせで構いません。

そのままの状態で小指1本だけ持ち上げて、また弦にすばやく振り下ろすことはできますか?他の指はずれたり一緒に上がったりしてはいけません。何回かくりかえして動きを確認しましょう。

 

次は薬指で同じようにやってみます。その時小指は持ち上がった状態で構いません。指自体はおさえた丸い形をくずさないように。

薬指ができたら、中指もやってみましょう。人差し指は必要ありません。

初めはまったくできないと思いますが、少しずつ繰り返していくと柔らかく動くようになります。やりすぎて指をいためないように!

 

左手のビブラートの導入練習

指が独立して動くようになったら、ビブラートの導入練習もしましょう。

4本の指を弦に軽くおいたまま、弦に沿って上下にすべらすことはできますか?腕全体で肘から先の前腕をゆっくり動かすイメージです。決して手首や指の関節でグラグラするわけではありません。

 

まったく動かないという方は、バイオリンを固定するために左手が固まっています。肩の力を抜いて、腕全体をリラックスさせましょう。身体もこわばったりつっぱる事がないように。

 

バイオリンのネック全体をスライドできるようになったら、今度は動く距離を縮めていきます。まだゆっくりです!

コントロールしたまま、最後は指1本くらいの幅でスライドができれば、導入練習は完成です。

 

左手は音程を作るための練習が必要です

バイオリンは音色や音程ばかりが気になってしまいますが、実はその動きを支える指や腕の使い方がとても大切です。

ポジション移動を行うためには腕全体の連動が重要ですし、高音域では指同士が重なるほどの指のコントロールが求められます。

そのためには必要最低限の意識と運動で、むだなく左手を動かしていくことが求められます。ぜひ脱力の練習を行ってくださいね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?どんなに素晴らしいバイオリニストでも、基礎練習は欠かしません。むしろ第一線で活躍するからこそ基礎練習が必要だと言えます。

ぜひ毎日5分ずつでも良いので、この基礎練習でご自分の動きをチェックしてみてください。しばらく続ければ上達していることにも気がつきますよ!がんばってくださいね。