みんなが知りたい!バイオリンの買取の話

使わないバイオリンは買取してもらえるのかな?買取っていくらぐらいになるんだろう?

と、バイオリンを持っている人が一度は考えますよね。

バイオリンの買取は高額なイメージがありますが、実際のところはどのくらい?という疑問に、ずばりお答えします。

 

バイオリンの買取と値段の秘密

先に結論をお伝えすると、バイオリンの買取価格はどんな楽器でも高額というわけではありません。高額な価格になるのは骨董品としての価値が高いと考えてくださいね。

 

バイオリンの値段の秘密

ではバイオリンの値段の秘密をご紹介します。

バイオリンは工業製品ではないので、同じメーカーで同じ品番であっても微妙に個体差があります。すべて木で作られているので音色も少しずつ違いますし、作られた工場や季節、また材料の木の状態によっても違いが出ることを覚えておいてください。

 

また作られて10年以内のバイオリンは新作として扱います。もしショーケースに入れたままで誰も弾いていないならばそれも新作として扱います。

バイオリンは使っていくうちに価値が上がることもある楽器なので、持ち主がどのように弾いていたかも、楽器の価値に反映されていきます。もし新作を手にしたなら大切にしっかり弾きこんでいくのが大切です。

 

バイオリンの値段の付け方はいろいろ

いわゆるメーカーで作られている楽器は、一律に同じ金額がついています。ですが個体差も大きいのがバイオリンの特徴なので、もし購入するならば同じ品番のバイオリンをいくつか弾き比べてみるといいですね。

メーカーさんは販売するのにコロコロと値段を変える訳にはいかないですから、ある程度この金額ならば、という目星をつけてカタログに記載しています。

 

一方、いわゆるバイオリン製作家が作った楽器は、材料費、人件費、製作日数などで作った職人さんが独自の価格設定をして販売しています。製作家のコンクールで上位入賞や受賞などがあると、さらにその値段を高額にしていきます。

同じ製作家のバイオリンでも、コンクール前と後で値段が倍ぐらいの違いが出ることもよくあります。

 

古いバイオリンの値段には骨董品としての価格も含まれる

いわゆる新作の楽器ではなく以前に使っていたオーナーがいたり、年月が経っているバイオリンには、さらに骨董品としての価値も価格に含まれます。

ちなみに製作されてから50年以上経っているバイオリンはモダン、100年以上経つとオールド、と呼び名も変わります。

 

こういった楽器は売り手が直接お店に買取を依頼するケース、買い取ったお店がオークションに出品するケース、売り手が買い手に直接売買するケースなど、場合に応じてさまざまなケースがあります。その経路によって値段も変わります。

 

バイオリンの値段のむずかしいところは、決まった判断基準がなく、製作家や演奏者、またディーラーの判断で決まってしまう点でしょう。

ですからバイオリンの売買に関わる人は少しでも多くのバイオリンを見て弾いて、耳をやしなう必要があります。

 

バイオリン買取の前にチェックしておきたいこと

買取の相談をする前に確認しておきたいことがあります。

 

バイオリンのラベルはありますか?

出典:http://cremonak.exblog.jp/20059403/

バイオリンの名刺とも言える「ラベル」はありますか?

バイオリンの1番線(E線)側のF字孔から中をのぞくと、小さな紙が貼ってあります。ここに書いてあるメーカー、製作年月日、品番などで楽器の素性がわかるようになっています。

ラベルがないバイオリンは、どんなにていねいに作られていても年月が経っていても、ガクンと価値が下がります。購入時に気をつけてくださいね!

 

大きくいたんではないですか?

バイオリンに大きな傷、はがれ、めくれなど、いたんでいる箇所はないですか?もしあるとその分査定が下がります。

表立っていたみがなくても弾いていて異音がする、鳴りが悪い、などは、やはり査定が下がる原因になります。

 

付属品はありますか?

バイオリン本体につけてあるアゴあては付属品です。そのままでも外しても構いません。

肩当てなどは査定に含まれないので付けなくていいですよ。ケースも同じく査定には影響しません。

(専門店でない中古品ショップなどでは、この辺りは微妙な事もあります)

 

弓は弓独自に査定額が発生するので、セットで買取する場合は注意してください。付属品として含まれてしまい、タダで持って行かれたという話もよく聞きます。

セットで買取に出す場合は細かい付属品にも気をつけてください。

 

実際のバイオリンの買取価格は?

ではバイオリンの値段についてご理解いただいたところで、実際のバイオリンの買取はどんな風に決まるのでしょうか?

 

初心者向けバイオリンの買取は?

いわゆるエントリーモデルとして販売されている30万円ぐらいまでのバイオリンは、買取がほぼつかないと考えてください。大手楽器店での買取はむずかしく、専門店や工房などで買い取ってくれるならかなり良い話です。

また中古品を扱うお店などでも買取をしていることがありますが、こちらもスズメの涙でしょう。少しでも戻ってきたらラッキーと考えてくださいね。

 

専門店や工房の場合、委託販売で引き受けてくれる場合もありますので相談してみるのも良いでしょう。

また自分自身でオークションに出品するなら価格は自由に決められますね。その方が高額になる可能性もあります。

 

中級クラスバイオリンの買取は?

50万円〜100万円のバイオリンになると、かなり事情が変わってきます。

新作でこの価格帯ならば、購入価格の3分の1から5分の1辺りが目安のラインになるでしょう。できれば専門店や工房できちんと見てもらい、次のオーナーさんに引き継げるように買取を依頼しましょう。

 

上級クラスバイオリンの買取は?

100万円以上のバイオリンは、必ず専門店や工房に持ち込みましょう。楽器の状態、使用状況、使用年月によって、購入価格とほぼ同額で買取をしてもらえることも!

またオールドのバイオリンとなると、最近は非常に需要が多く価格も高騰しているので、買取価格もかなり上がってきています。ものによっては購入時の倍の買取価格という可能性もありますよ。

間違っても街の中古品ショップに持ち込んではいけません。

 

まとめ

いかがったでしょうか?バイオリンの買取は売買の価格とも密接に連動しているので、いちがいにこの価格と決めるのはとてもむずかしいです。

本当に良い楽器は次の世代に引き継いでいくことができるので、もし真剣にバイオリンを演奏するならば、貯蓄の意味も含めて高額なバイオリンを購入するというのもおもしろいですね。