バイオリン入門者が知りたいバイオリンの基礎知識!

バイオリンを始めてみたい!そう思った時が音楽人生の始まりです。

でも楽器の女王とも呼ばれるバイオリン、実はどんな楽器かご存知ですか?

今回はバイオリンの豆知識、楽器のことや修理の話などバイオリンそのものについてご紹介します。

 

入門者が知っておきたいバイオリンの歴史

バイオリンはオーケストラを代表する楽器で独奏曲も多く、華やかな音色が多くの人に愛されています。

またびっくりするほど高額なバイオリンもあり話題には事欠かないですね!そんなバイオリンの歴史をご紹介します。

 

バイオリンの誕生は謎に包まれている?!

バイオリンはもともとリュートというギターの仲間で、弦をはじく楽器から枝分かれして生まれました。17世紀のヨーロッパで登場したと言われていますが、実はあまりくわしくわかっていません。

 

チェロによく似た楽器にヴィオラ・ダ・ガンバという大きな弦楽器がありますが、いつの間にかそれが小型のサイズになり、足に挟んで演奏していたのを持ち上げて弾くようになりました。

バイオリンがはっきりと音楽史に姿を現すのは、17世紀に入ってすぐの頃、日本では織田信長が活躍を始めた時代です。この時にはほぼ現在と同じ形になっており、それから400年以上経っても変化が見られないという珍しい楽器なのです。

 

バイオリンを有名にしたストラディバリウス

お正月のテレビ番組でも取り上げられる「ストラディバリウス」というバイオリンがあります。これはイタリアのクレモナで作られたバイオリンで、17世紀初頭にかけて活躍したバイオリン製作者の名前です。

一族そろってバイオリンや弦楽器を多く作り、弟子もたくさんいたマイスターです。

現代でも数多くストラディバリウスの作った楽器が残されており、何億もの高い価格で取引されていますね。

他にも同時代の製作者に、アマティ、グァルネリなどがおり、三大バイオリンと呼ばれる名器が作られました

 

バイオリンの修理について入門者が知っておきたいこと

バイオリンはとてもシンプルな構造です。箱形のボディ、駒の上に4本の弦を張り指板を指でおさえて音程を変えます。弦を弓でこするだけの発音構造はとても独特ですね。

シンプルなだけに細やかな修理や調整が必要なのもバイオリンの特徴です。

 

独学も可能!入門者が気をつけたいバイオリンのケア

何よりも温度と湿度の変化が苦手です。バイオリンを作る時の接着剤はニカワという動物から取った天然の接着剤です。非常に繊細なニカワは、高温だと接着がゆるんだり、湿度でも微妙に変化します。

またバイオリンの表面に塗ってあるニスも天然素材から作られたもので、やはり繊細な塗料です。

 

これらで守られているバイオリンは、その状態によって音色も変わりますし、あまり過酷な環境だと木がはがれたり、割れてしまうこともしばしば。なるべく人間が快適だと思う温度と湿度をキープしてあげましょう。

直射日光、車の中に置きっぱなし、野外での演奏、雨の降る場所、湿度30%以下の場所などは避けるようにしてください。

 

バイオリンの修理は専門店か職人さんへ

日頃の調弦や簡単なお掃除は自分でもできますが、駒や魂柱などパーツの位置直し、健康診断、音のバランス調整などは、専門家にまかせましょう。

大手楽器店の弦楽器売場や、バイオリン工房などで調整を扱っています。職人さんがいるお店ならば2時間弱でできますよ。

 

目安は年に1回。使っていないバイオリンを再び使う時も、調整に出してからをオススメします。

良いバイオリンは、ていねいに使えば次世代へ命をつなぐことができます。お子さんやお孫さんに渡すことも十分可能ですよ!

 

入門者にはどんなバイオリンがいいのかな?

バイオリンの歴史や修理についてご理解いただいたところで、実際にどんなバイオリンが入門者にはオススメなのでしょうか?

安いバイオリンが入門者用なの?

よく見かけるのが「入門者にオススメ!」とされたバイオリンセットです。ひどいものだと1万円くらいから通販でも扱っていますね。

これはバイオリンの形をしているだけでバイオリンの音は出ません。たぶん少し弾くとつまらなく感じます。

 

予算を考えるなら全部で20万円ぐらいを目安にしてみてください。このぐらいのレベルのバイオリンならば、想像していたバイオリンの音が少し感じられるはずです。

 

高額なバイオリンこそ入門者にはオススメです

どの程度が高額かというのはそれぞれのお考えもあるかと思いますが、ここでは80万円ぐらいを考えてみます。ストラディバリウスは億単位ですから、くらべるのはしんどいですが・・。

 

80万円ぐらいになると材料の加工には少し機械を使いますが、製作過程は人の手で行うことが多くなります。4本の弦もバランスよく鳴り、弾いていても気持ちよく感じられます。

100万円から150万円ぐらいになると、音楽の勉強をしたい学生さんのエントリーモデルとなります(しかし高額ですね!)新作のバイオリンはもちろん、少し古い時代の楽器も候補に上がってきますね。

200万円以上となると本当に立派なバイオリンです!じっくりと心地よい音色を堪能してくださいね。

 

入門の方こそ、一度本物のバイオリンを試してみるのをオススメします。購入しないまでもやはり良いバイオリンの音色を知っていると、楽器選びもポイントが絞れて少しラクになりますよ。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?魅力あふれるバイオリンの豆知識をご紹介しました。

高額で古いバイオリンにはアンティークとしての価値が非常に高く、なかなか普通の方が手を出すのはむずかしいでしょう。

あこがれの音色を想像しながら、ぜひたくさんのバイオリンを試してみてくださいね!