ピアノコンクールにはどんなレベルのものがある?

ピアノの基礎が身に付き、ある程度弾けるレベルになってくると、ピアノコンクールへの参加を検討し始めるお子さんや親御さんも多いかと思います。ひと言にコンクールといっても、そのレベルはさまざまです。

そこで今回は、ピアノコンクールにはどんなレベルのものがあるのかを詳しくご紹介します。

ピアノコンクールとは?

コンクールは特別なものではない

「ピアノコンクール」と聞くと、ピアニストを目指している人が受ける特別なものというイメージを持つ人も多いかと思います。

たしかに、音大生や音楽を専門にしている人が受ける本格的なコンクールもあります。が、その一方で、ピアノを習う子供たちが実力を試すために受ける一般的なコンクールも数多く存在します。

コンクールには色々なレベルがある

先述のように、コンクールには本格的なものから一般的なものまで、色々なレベルがあります。

本格的なコンクールの場合は、予選の前に動画による審査が行われ、

  • 審査を通過しないと予選が受けられないもの
  • 国際的に名の知れたピアニストや教授の推薦状が必要なもの

なども少なくありません。

さらに、本選ではオーケストラと一緒に演奏するコンチェルトが課題曲になっているものも多く、単にピアノが弾けるというだけでは通用しない、高度で専門的な技術・知識が求められます。

一方、ピアノを習う子供たちが受けるレベルのコンクールでは、事前の審査や推薦状などは不要なケースがほとんどです。そのため、本格的なコンクールに比べると、かなり気軽に受けることができます。

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国内外のピアノコンクール

国内外で行われている主なピアノコンクールをご紹介します。

国内のピアノコンクール

グレンツェンピアノコンクール
国内最大級のコンクールの1つで、昨年度は約4万人が参加した、規模の大きなコンクールです(※2019年現在)。予選から全国大会まで、1年を通して行われます。

「幼児コース」から「大学・一般コース」まで全12のコースに分かれており、課題曲はバロック・古典から現代まで多岐に渡っています。

難易度は低めで、1大会につき半数以上が通るため、初めてピアノコンクールを受ける人向けとも言えるでしょう。

ピティナ・ピアノコンペティション
約1万5000人の会員が在籍する一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)主催のピアノコンクールです。全国200以上の地区予選が開催される大規模なコンクールです。

  • 小学生未満対象のA2級から年齢制限のない特級まで年齢と共にステップアップできる「ソロ部門」
  • アンサンブルの楽しさを味わえる「デュオ部門」
  • 中学3年生以上を対象としライフステージに応じたピアノ学習を目的とした「グランミューズ部門」

の3つの部門があります。

なかでもソロ部門の特級は、「日本で最も国際コンクールに近い国内コンクール」と言われています。

国外のピアノコンクール

フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール
世界で最も有名なピアノコンクールと言っても過言ではない、由緒正しきコンクールです。

ロシアのチャイコフスキー国際コンクール、ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールと共に、世界三大コンクールの1つとして称えられており、5年に1度ポーランドの首都・ワルシャワで開催されます。

課題曲はすべてショパン作品から選ばれ、コンクールの出場資格は16歳以上30歳以下となっています。

また、書類による予備審査では、国際的に著名な教授もしくはピアニストの推薦状・音楽歴・演奏の様子を収録したDVDの提出が義務付けられています。

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まとめ

ピアノコンクールに参加することは、日々の練習にとても良い刺激を与えてくれます。自分の演奏を音楽の専門家に聞いてもらい、アドバイスを受けられるだけでも、ピアノコンクールに参加する意義は十分にあります。

結果にのみこだわるのではなく、日々の練習や、本番の緊張感、他の参加者の演奏を聴くことなど、ピアノコンクールには自分を成長させるためのさまざまな要素が詰まっています。

まずは身近なピアノコンクールに参加してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。